uchan note

プログラミングや電子工作の話題を書きます

電子工作

OS自作入門の出版を振り返る

この記事は 自作OS Advent Calendar 2021 の 4 日目の記事として書かれました。 人生の一大事 今年は私にとって大きな出来事がありました。それは出版と結婚です。この記事では前者について述べます。 2021 年 3 月に ゼロからの OS 自作入門 を出版しました…

KiCad + FlatCAM で KitMill 用の基板切削データを作る

KitMill CL200(あるいは CL100/CL420)で基板切削をするための CNC プログラム(KitMill を制御するデータ)を作る手順のメモです。 実験的に切削した基板(導体面) 記事はこちらに移動しました KiCad + FlatCAM で KitMill 用の基板切削データを作る | el…

Raspberry PiのGPIO2と3のプルアップ抵抗に注意

Raspberry Pi の GPIO2/3 に備わっているプルアップ抵抗はソフトウェアで無効化することができず、かつ抵抗値が小さいため、注意が必要だという話です。

レベル変換の仕組み(オームの法則からMOS-FETを使ったレベル変換回路まで)

レベル変換 レベル変換とは、電圧の異なる信号線をつなぐ際に電圧を変換することです。 例えば Raspberry Pi という小さな Linux ボードコンピュータの電源電圧は 3.3V です。 そのため GPIO の入出力電圧も 3.3V となっており、電子工作でよくある 5V 駆動…

nfcpy で複数の System Code を持つ NFC タグを扱う方法

Linux (Ubuntu 16.04) で nfcpy を使ってみました。落とし穴が多い気がしたので、ここにまとめます。 特に、複数の system code を持つような NFC タグの扱いが複雑ですので、詳しく説明します。 概要 Linux で NFC タグを読み書きするには nfcpy という Pyt…

KiCad Pcbnew 各レイヤの役割

概要 KiCad のプリント基板エディタ Pcbnew の各レイヤの役割をメモします。 この記事は KiCad 4.0.1-stable を対象に記述しています。古いバージョンではレイヤ名が日本語になっていたりと違いがあるようです。バージョン 4.0.1 に対応した体系的な説明が見…

DRV8830 と電源電圧が異なるマイコンを直につないで良い

English translation is below. 前回の記事 モータドライバ DRV8830 に関するメモ の続きです。 概要 本記事は DRV8830 という TI (Texas Instruments) 製のモータドライバと各種マイコンを I2C で接続する際の注意点をまとめたものです。結論は、DRV8830 と…

モータドライバ DRV8830 に関するメモ

DRV8830 は TI (Texas Instruments) 製のモータドライバです。秋月電子通商でも販売しています ので、それなりに有名だと思います。 DRV8830 は 2.75V から 6.8V までと幅広い電源電圧に対応しており、乾電池 2 本でも動くので電子工作には最適です。 マイコ…

Arduino に iPod の出力を繋ぐためのプリアンプ回路を設計してみる

注)Qiita で書いた記事 を引っ越してきました Arduino で iPod の出力を精度よくデジタル変換したいなと思って、プリアンプ回路を設計してみた。対象は Arduino Due だけど、他の Arduino でも同じように使える回路になっているはず。 Arduino Due は 3.3V …