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プログラミングや電子工作の話題を書きます

x86 OS自作ゼミの進め方

セキュリティ・キャンプ2017のx86 OS自作ゼミの進め方、最大限の成果を出す方法について思うところを書きます。

3日間は短い!

x86 OS自作ゼミは3日間しかありません(それでもセキュリティ・キャンプの中では最長なのですが)。OS自作という壮大なテーマに対して3日間というのはとても短いです。しかし短い中でも人に自慢できる成果が出た方が本人も楽しいだろうし、講師も皆さんの成果を見て楽しみたいと思っていますので、3日間である程度のモノが出来上がるようにしたいです。

3日間というと、独自のOSを1からそれなりの完成度まで持っていくには時間が到底足りません。「30日でできる!OS自作入門」をノンストップで読みまくると、それだけで3日間が終わるでしょう。それくらい短い時間です。

講師を最大限活用する

この3日間は、講師が皆さんのプログラミングをお手伝いする、というのが基本スタイルです。みっちり講義をするのではなく、皆さんが自分で手を動かして、講師がデバッグや設計のお手伝いをします。逆に、講師をどれだけ活用できるかが勝負と言ってもいいかもしれません。

ということで、受講者の皆さんには3日間という時間リソースと、講師という人的リソースを最大限に活用して成果を出せるようにネタを仕込んできていただきたいです。例えば、キャンプ当日までに基本的なコードは書いておいて、3日間は講師を捕まえてデバッグを手伝わせる、なんてのはいいやり方です。デバイスドライバを作ろうと思うのであれば、キャンプに来る前にそのデバイスに関する情報(IOポートの番号、デバイスレジスタ表、サンプルコードなど)を集めておいて、3日間は調べ物に時間をかけなくて良いようにする、というのもいいですね。

関連リンク

  • seccamp2017x86 OS自作ゼミの概要とか講師紹介とか、応募課題の出題意図の説明とか