【技術書典2】Linuxカーネルモジュール自作入門を出します(ダウンロード頒布有)
皆さんは 技術書典2 というイベントをご存知でしょうか。2017年4月9日に秋葉原で開催される、技術書オンリーの同人誌即売会です。
この記事では、技術書典2のために書いた 「Linuxカーネルモジュール自作入門」 の目次をご紹介します。最後にダウンロード販売のお知らせもあります。
追記:おかげさまで、技術書典2自体も私たちのブースも非常に盛況でした。ご来場いただいた方々、運営の方々、他サークルの方々、大変ありがとうございました。ダウンロード販売のお知らせを更新しましたので、興味のある方はご確認をお願いします。
販売情報
目次
第1章「はじめに」より:
本書を手にとって頂いてありがとうございます。この本はLinuxカーネルモジュールのビルド手順を説明する本です。Hello Worldを画面に表示するだけのモジュールを紹介します。さらに、カーネルにブレークポイントを仕掛けるkprobesやカーネル内の変数を公開できるsysfsというLinuxの機能を自作モジュールから使ってみます。
読者は基本的なLinuxの操作ができ、C言語の読み書きができることを前提としています。Linuxカーネルのソースコードは読んだことがなくても大丈夫です。
- 第1章 はじめに
- 第2章 Hello World モジュール
- 第3章 モジュール解剖
- 3.1 カーネルヘッダ
- 3.2 module 構造体
- 3.3 モジュールファイル
- 3.4 モジュール情報セクション
- 3.5 シンボルバージョンセクション
- 第4章 kprobes
- 4.1 プローブの種類
- 4.2 jprobe の登録
- 4.3 コールバック関数の定義
- 4.4 jprobe の実験
- 4.5 全体ソースコード
- 第5章 sysfs
- 5.1 sysfs を覗いてみる
- 5.2 sysfs に値を公開する
- 5.3 コールバック
- コラム scnprintf
- 5.4 sysfs への登録
- 5.5 ビルドと実行
- コラム echo とdd
- 参考文献
ダウンロード頒布
同人誌即売会の雰囲気を大事にしたいので、当日ブースまで来ていただけると嬉しいです。しかし、何らかの理由により来られない場合、ダウンロード頒布もしますのでご利用ください。
ダウンロード頒布は https://uchan.booth.pm/ で行っています。